「PromptPerfect(プロンプトパーフェクト)って何?」「PromptPerfectで何ができるの?」という疑問はありませんか?
PromptPerfect(プロンプトパーフェクト)は、ChatGPTなどのプロンプトを自動で最適化できるAIアシスタントツールです。
生成AIで入力するプロンプトを最適化することで、AIが生成するコンテンツ精度を高めることができます。
また、海外のサービスですが、日本語に完全対応。日本語のプロンプト最適化も可能です。
そこで今回は、PromptPerfectについて徹底解説。
この記事を読めば、PromptPerfectの概要から使い方、全体像がわかります。
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PromptPerfectとは?
PromptPerfectは、生成AIで入力するプロンプトを自動で最適化できるAIアシスタントツールです。
ChatGPTやClaude(クロード)、画像生成AIのStable Diffusion(ステーブルディフュージョン)やMidJourney(ミッドジャーニー)のプロンプトを最適化させることができます。
プロンプトとは、AIが文章や画像などのコンテンツを生成するための指示文のことです。
プロンプトを工夫することで、AIが生成するコンテンツの生成精度も上がります。
PromptPerfectの運営会社
会社名 | Jina AI |
概要 | 2020 年 2 月に設立された Jina AI は、ニューラル検索や生成 AI など、クラウド上でマルチモーダル アプリケーションを構築するためのプラットフォームを企業や開発者に提供するオープンソース ソフトウェア会社です。 同社は、Canaan Partners、GGV Capital、Yunqi Partners、SAP.io、Mango Capitalなどの有力投資家から3,750万ドルを調達した。 Jina AI はドイツのベルリンに本社を置き、サンノゼ、北京、深センにもオフィスを構えています。 その分散チームには世界中からのメンバーが含まれています。 |
ウェブサイト | https://jina.ai |
業種 | ソフトウェア開発 |
会社規模 | 社員 51 – 200名 |
本社 | ベルリン |
種類 | 非上場企業 |
創立 | 2020 |
専門分野 | オープンソース、ニューラル検索、AI、ディープラーニング、Python、商用オープンソース ソフトウェア、情報検索、機械学習、検索、ベクトル検索、マルチモーダル、MLOps |
PromptPerfectは日本語にも対応
PromptPerfectは日本語にも対応しています。UI(表示画面)、プロンプトの入力、プロンプトの最適化もすべて日本語で使うことができます。
世界レベルで日本語のプロンプトをブラッシュアップできるのはめちゃめちゃありがたいです
PromptPerfectが対応してるAIモデル
PromptPerfectで最適化できるプロンプトは、下記のAIツールに対応しています。
- ChatGPT
- GPT-4
- StableLM 7b
- Claude
- Command
- GPT-3
- DALL-E 2
- Stable Diffusion
- MidJourney
- Kandinsky 2.1
- Lexica
ChatGPT
OpenAI による AI 言語モデルは、深層学習技術を使用して人間のようなテキストを生成します。言語翻訳、テキスト要約、質問応答など、幅広い言語タスクを実行できます。
https://promptperfect.jina.ai/arena
GPT-4
GPT-4 は、ディープ ラーニングのスケールアップにおける OpenAI の取り組みにおける最新のマイルストーンです。 GPT-4 は、大規模なマルチモーダル モデルであり、さまざまな専門的および学術的なベンチマークで人間レベルのパフォーマンスを示します。
https://promptperfect.jina.ai/arena
StableLM 7b
1.5 兆のトークンを含む The Pile に基づいて構築された新しいデータセットでトレーニングされた Stability AI の新しいモデル。コンテキストの長さは 4096 トークンです。
https://promptperfect.jina.ai/arena
Claude
Claude は、Anthropic の研究に基づいた次世代の AI アシスタントであり、有用で正直で無害な AI システムのトレーニングに使用されます。
https://promptperfect.jina.ai/arena
Command
Command は Cohere の生成モデルです。このモデルは、複雑な抽出、書き換え、質問応答、要約、会話、ブレインストーミングなどの難しいタスクに適しています。
https://promptperfect.jina.ai/arena
GPT-3
OpenAI による AI 言語モデル、text-davinci-003、GPT シリーズの第 3 版。深層学習技術を使用して高品質の自然言語テキストを生成します。
https://promptperfect.jina.ai/arena
DALL-E 2
OpenAI による AI 画像モデルは、注意メカニズム、自己回帰モデリング、対照学習を使用して、テキスト記述から多様で創造的な画像を生成します。
https://promptperfect.jina.ai/arena
Stable Diffusion
Stability AI による AI 画像モデルは、拡散モデルを使用して画像を生成し、画像を編集し、安定した堅牢なパフォーマンスでデータを代入します。
https://promptperfect.jina.ai/arena
MidJourney
テキスト記述から画像を作成する独立した研究所である Midjourney による AI 画像モデル。
https://promptperfect.jina.ai/arena
Kandinsky 2.1
Sber AI の AI 画像モデルは、任意の言語のテキスト プロンプトによって画像を生成でき、高品質の生成を提供します。
https://promptperfect.jina.ai/arena
Lexica
Lexica、または Lexica Aperture は、リアルな写真を生成できるモデルです。顔やポートレートに素晴らしい結果をもたらします。
https://promptperfect.jina.ai/arena
PromptPerfectの始め方
PromptPerfectは無料でサインアップすることで、すぐに始めることができます。
始め方の手順は下記の通り。
- 公式サイトにアクセス
- サインアップ方法を選択
- サインアップ完了
PromptPerfectでは下記の方法でサインアップすることができます。
- Googleアカウント
- Microsoftアカウント
- GitHubアカウント
- Facebookアカウント
- Appleアカウント
- WeChatアカウント
- Yahooアカウント
- メールアドレス
今回はGoogleアカウントでサインアップします。Googleアカウントを選択します。
利用規約とプライバシーポリシーを確認するのに時間がかかりましたが、手順としては非常に簡単にサインアップできました
PromptPerfectの使い方
実際にプロンプトを最適化してみます。
PromptPerfectを使う手順
- 「プロンプト」をクリック
- プロンプトを入力
- アドオンを選択
- プロンプト最適化完了
ログイン後のトップ画面のサイドバー「プロンプト」をクリックします。
プロンプトを入力します。
画面を下にスクロールすると、プロンプトの例があるので、今回は例を選択します。
例から選択すると、プロンプト入力バーに自動で入力されます。
プロンプトを最適化するためのアドオンを選択します。
「どのAIモデルに対するプロンプトを最適化させたいか」選択します。今回はChatGPTを選択。
通常のプロンプト最適化は1クレジット消費。アドオンの中には追加でクレジット消費するものもあるので、プロンプトバー下の「このプロンプトの費用○クレジット」をご確認ください
アドオンを選択したら、プロンプトバー右の「▷」ボタンをクリックするとプロンプトの最適化が開始されます。
プロンプトが最適化されました。
ざっくりみると文字数が増えて、質問が詳細で丁寧な表現に変わっています
さらにPromptPerfectの良いところは、元のプロンプトや「何が最適されたか?」確認することができます。
元のプロンプトの比較や「どこを最適化したか」見ることで、プロンプト作成の勉強にもなります!
最適化したプロンプトの検証
先ほど最適化したプロンプトをChatGPTに入力して、元のプロンプトとの生成の違いを検証してみます。
ChatGPT(GPT-3.5)で検証してみました
元のプロンプト
私はAIであり、物理的な存在ではないため、テレワークという概念は私には直接関係ありません。ただし、テレワークにおけるコミュニケーションについて一般的なアドバイスを提供することはできます。
テレワークにおいて効果的なコミュニケーションを確立するためには、以下のポイントに留意することが重要です。
- チームコミュニケーションツールの活用: チャットツールやビデオ会議ツールなどの適切なコミュニケーションツールを使用し、チームメンバーとのリアルタイムなコミュニケーションを行います。
- 定期的なビデオ会議: テレワークでは直接の対面コミュニケーションが制限されますので、定期的なビデオ会議を設定し、プロジェクトの進捗状況や課題などを共有し合いましょう。
- 電子メールやチャットの活用: メールやチャットを使用して、メンバーとの重要な情報共有や質問、意見交換を行います。ただし、コミュニケーションの遅延や誤解を防ぐために、明確で簡潔なメッセージを送ることが重要です。
- タスク管理ツールの活用: チーム全体のタスク管理を円滑に進めるために、プロジェクト管理ツールやタスク管理ツールを活用し、各メンバーの進捗状況や優先順位を把握しましょう。
- コミュニケーションルールの確立: テレワークでは、コミュニケーションのルールを明確にし、メンバー間で共有することが重要です。例えば、返信期限や連絡手段、緊急時の対応などをルール化することで、円滑なコミュニケーションを実現できます。
これらのポイントを考慮しながら、効果的なテレワーク環境でのコミュニケーションを構築してください。
内容は項目分けされていて端的ですが、具体性に欠けます。また、プロンプトに「あなたどうですか?」と入力したせいか、回答では「AIであり…直接関係ありません」という蛇足が含まれました
最適化されたプロンプト
新型コロナウイルスの影響により、テレワークを始めた私は、同僚やクライアントとのコミュニケーションを効果的に行うためにいくつかの方法を活用しています。
- ビデオ会議ツールの利用: ビデオ会議ツール(Zoom、Microsoft Teams、Google Meetなど)を使用して、顔を見ながらコミュニケーションを行っています。ツールを使うことで、リアルタイムで相手の表情やジェスチャーを捉えることができ、より直感的なコミュニケーションが可能になります。
例えば、プロジェクトの進捗状況を共有する際には、画面共有機能を使って報告資料やデータを共有し、相手に説明しながら進めることができます。また、問題や課題が発生した場合にも、ビデオ会議を通じて相談や意見交換を行い、効率的に解決策を見つけることができます。
- チャットツールの活用: テキストベースのチャットツール(Slack、Microsoft Teamsのチャット機能など)を使って、リアルタイムでのコミュニケーションを補完しています。チャットツールでは、短いメッセージや質問を素早く送信し、同僚やクライアントとリアルタイムにやりとりすることができます。
例えば、メールやビデオ会議では少し気が引けるような些細な質問や相談事でも、チャットツールを利用すれば手軽に解決できます。また、複数人でのグループチャット機能を使って、プロジェクトに関連する情報の共有や意見交換を行うこともできます。
- 定期的なオンラインミーティングの設定: チームやクライアントとの定期的なオンラインミーティングを設定することで、コミュニケーションの機会を確保しています。ミーティングでは、進捗報告や課題の共有だけでなく、チームメンバーやクライアントとの情報交換やフィードバックも行います。
例えば、プロジェクトの進行状況や課題について定期的にミーティングを(続き)
行うことで、全体の進捗状況を把握し、課題や懸念事項を共有することができます。また、ミーティングの中で相互にフィードバックを行うことで、改善点や課題解決策を共有し、効果的な意思決定を行うことができます。
コミュニケーションにおいて工夫したポイントとしては、以下のようなことが挙げられます。
- 明確なコミュニケーション目的の設定: コミュニケーションの目的を明確にし、それに合わせて適切なツールや方法を選択します。例えば、簡単な確認事項や相談事はチャットツールで行い、より詳細な議論やプレゼンテーションはビデオ会議で行うなど、目的に応じた適切な手段を使います。
- コミュニケーションルールの共有: チームやクライアントとの間でコミュニケーションルールを共有し、一貫性を持ったコミュニケーションを実現します。例えば、メールの件名には重要度や内容を明示する、チャットツールではスレッドを使って議論を整理するなど、明確なルールを設けることで効率的なコミュニケーションを促進します。
- コミュニケーションの積極的な促進: テレワーク環境では直接コミュニケーションが減ることがありますので、積極的にコミュニケーションを促すことが重要です。適宜、進捗状況の報告やフィードバックのリクエストを行い、チーム全体の情報共有を促します。また、個人的なコミュニケーションも大切であり、ミーティングの前後やチャットの際に他のメンバーの様子や近況を尋ねることで、人間関係を築くことも意識します。
失敗した経験としては、コミュニケーションのタイミングや方法を誤ったことがありました。例えば、重要な決定事項をメールでやり取りしたために情報の(続き)
不足や誤解が生じ、スムーズな進行ができなかったことがあります。このような場合、直接電話やビデオ会議でコミュニケーションを取るべきだったと反省しました。重要な情報や意思決定に関しては、リアルタイムなコミュニケーション手段を選ぶことで、より迅速かつ明確な意思疎通ができることを学びました。
また、異なるタイムゾーンにいるクライアントとのコミュニケーションにおいても課題がありました。スケジュールの調整やコミュニケーションのタイミングを合わせることが困難であり、コミュニケーションの遅延や待ち時間が発生しました。この経験から、タイムゾーンの違いを考慮し、事前にスケジュールを調整し合意を得ることの重要性を再認識しました。さらに、可能な限り柔軟な対応をすることや、異なるコミュニケーション手段を活用することで、円滑なコミュニケーションを図るように心掛けています。
テレワークにおけるコミュニケーションは、物理的に同じ場所にいる場合と比べて課題が生じることがありますが、適切なツールの活用と意識的なコミュニケーションの促進によって効果的なコミュニケーションを実現できます。柔軟性を持って臨み、コミュニケーションの改善点を常に意識することが重要です。
全体的に長文であるものの、Zoom、Microsoft Teams、Google Meetなど、固有名詞を使ってより具体的に表現されています。また、自分ごとのように回答してくれているので、人間味があり共感しやすい内容になっていると感じました
検証結果
以上のことより、今回の検証における最適化したプロンプトのメリット・デメリットを下記にまとめました。(※あくまでも今回の検証の感想です)
メリット | デメリット |
---|---|
ChatGPTが自分ごとのように回答してくれた より具体的な回答だった 失敗談があり、共感しやすい回答だった | 長文が生成され、読むのに時間がかかった |
最適化することで、「失敗談を交えて」プロンプトのヒントを得ることができました。プロンプトの最適化を通じて、表現の勉強ができるのもPromptPerfectのオススメポイントです
PromptPerfectを使った感想
ポジティブ | ネガティブ |
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プロンプトを秒速で最適化できる プロンプトまわりの業務を効率化できる プロンプトづくりのヒントを得られる | 無料で最適化できる範囲が少ない |
PromptPerfectのよくある質問
PromptPerfectは日本語でも使えますか?
はい。UI、入力、生成もすべて日本語で使えます。
スマホでも使えますか?
はい。使えます。
PromptPerfectは無料ですか?
はい。基本無料で使えます。 PromptPerfectではクレジットを消費してプロンプトを最適化します。 クレジットを追加するための有料プランもあります。
プロンプトとはなんですか?
プロンプトとは、AIが文章や画像などのコンテンツを生成するための指示文のことです。 プロンプトを工夫することで、AIのコンテンツ生成精度も上がります。
まとめ
今回はプロンプトを最適化できる、PromptPerfect(プロンプトパーフェクト)について解説しました。
生成AIの潜在能力を解放するためには、プロンプトが超重要です。
プロンプトエンジニアリングという言葉も誕生し、プロンプトの精度に注目が集まっています。
ぜひPromptPerfectでプロンプトを最適化させて、洗練されたコンテンツを生成してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました